数年前にある会社のイベントの通訳をした時、日本のパートナー会社の社長さんが「御社の売上が目標額に達したら、この達磨に目を入れてください」とアメリカ側に寄贈したことがありました。その場でも日本からいらした社長さんが目の入れ方を説明してくださったのですが、会議が終わった後、アメリカ側の社長秘書から「もう一度達磨の由来ときちんと正しい目の入れ方を教えてくれ」とメールが来ました。確かに現場では通訳をしたけれど、一歩会場から出れば内容は綺麗に忘れてしまう(だから産業スパイは出来ない??)私ですので、京都だかの由緒あるお寺だかの達磨だったし、と慌ててネットで由来や歴史やらを検索して回答しましたっけ。
通訳仲間の間では、コロナ危機が収まっても遠隔通訳の方が主流になるだろうという話は出てますが、実際に人が集まってこそふれあいが生まれる、色々な繋がりが出来る、のだろうな、とかも思ったりしました。